NPD対策⑤ 口癖から自己愛性人格障害を見抜くポイント

当サイトでは、自己愛性人格障害NPD自己愛性パーソナリティ障害)によって人生を壊されないようにするための方法「NPD対策」を発信しています。
NPD対策の第五弾は、「口癖から自己愛性人格障害を見抜くポイント」です。
NPD対策① 会話から自己愛性人格障害を見抜くポイント
NPD対策② 表情から自己愛性人格障害を見抜くポイント
NPD対策③ 性格・気質から自己愛性人格障害を見抜くポイント
NPD対策④ 外見から自己愛性人格障害を見抜くポイント

口癖によるNPD判定は、ある程度付き合いの長い相手に対して有効です。
自己愛性人格障害者は、外面の良いタイプも多く、第一印象だけでは気づきにくいこともあります。
表情や態度を繕うのが上手いタイプでも、付き合いが長くなって油断すると、ボロを出すようになります。
そのような場合、口癖をチェックすれば、隠れた人間性に気づくことができます。

自己愛性人格障害は、自己中心性と特別意識、共感力欠如を特徴とする病気です。
そのため、自己愛性人格障害者の口癖は、上から目線なものや、自分の考えを押し付けるものが多いです。
自己愛性人格障害者は、無意識的に人を小バカにしたり、人格否定したりするのです。

自己愛性人格障害に多い口癖は、10パターン挙げられます。

【目次・自己愛性人格障害に多い口癖】

自己愛性人格障害者の口癖は、自己中心的で一方的である傾向があります。
当てはまる口癖が多いほど、自己愛性人格障害である可能性が高いです。
それぞれの口癖について、解説していきたいと思います。

「自分って○○な人だから」

自己愛性人格障害に多い口癖に、「自分って○○な人だから」があります。
自己愛性人格障害者は、承認欲求が高いため、自己アピールをしたがります。
しかし、人に自慢できるような特技なんて、そうそうありません。
そのため、「自分って○○な人だから」という言い方をすることで、自己アピール風の性格説明をするのです。
また、「○○な自分」を理解して、と遠回りに要求する心理も働いています。
このように、自己アピール風の話し方をするのが、自己愛性人格障害の特徴です。

「○○な人の気持ちが分からない。」

自己愛性人格障害に多い口癖に、「○○な人の気持ちが分からない。」があります。
自己愛性人格障害者は、自分の価値観だけが正しいという思考をしています。
そのため、自分と異なる価値観を否定するコミュニケーションをとります。
「○○な人の気持ちが分からない。」は、人の価値観を否定する一番手軽な言葉なので、よく使われます。
また、「分からない」という言葉を使うことで、自分の優位感を出そうとしているのです。
このように、自分の価値観だけが正しいと考えているのが、自己愛性人格障害の特徴です。

「普通○○でしょ?」

自己愛性人格障害に多い口癖に、「普通○○でしょ?」があります。
自己愛性人格障害者は、人の価値観を否定することを好みます。
「○○でしょ?」という決めつけ語を使うことで、相手を萎縮させようとするのが常套手段です。
また、「普通」という言葉を使うことで、「お前は変だ」と否定感を強める狙いがあるのです。
このように、人の価値観を否定しようとするのが、自己愛性人格障害の特徴です。

「○○ってダサくない?」

自己愛性人格障害に多い口癖に、「○○ってダサくない?」があります。
自己愛性人格障害者は、歪んだ特別意識を持つため、優越感を欲しています。
「○○ってダサくない?」などの下げ言葉を使うことで、優越感を得ようとするのです。
また、自己愛性人格障害者は、「ダサい」と言われることを一番恐れます。
自分が言われたくない言葉だからこそ、人への攻撃に使用するのです。
このように、「ダサい」という言葉をよく使うの」が、自己愛性人格障害の特徴です。

「○○ってどう思う?」

自己愛性人格障害に多い口癖に、「○○についてどう思う?」があります。
外面を気にするタイプの自己愛性人格障害者は、遠回しに悪口に誘うコミュニケーションをとる傾向があります。
例えば、「○○ってダサいよね。」とストレートに言わずに、「○○ってどう思う?」と話し始めます。
「○○ってどう思う?」と聞くことで、自分の代わりに悪口を言わせようとするテクニックなのです。
相手が悪口に乗らない場合は、ただ意見を聞いただけだと言い訳できるため、ゼロリスクで悪口を誘えるという訳です。
陰湿な自己愛性人格障害者は、言い訳の余地を残した遠回しな悪口を好むのです。
このように、悪口を誘う話し方をするのが、自己愛性人格障害の特徴です。

「そういうトコだよ。」

自己愛性人格障害に多い口癖に、「そういうトコだよ。」があります。
最近、若者の間で「そういうトコ」というフレーズが流行っています。
元々は、仲が良い同士で「しょうがない奴だなぁ」というニュアンスで使うフレーズでした。
しかし、自己愛性人格障害者は、相手を人格否定するために、このフレーズを使います。
「そういうトコだよ。」は、はっきりとした悪口ではないため、これも言い訳の余地を残す方法なのです。
「ダサい」も「そういうトコ」も、短くて意味が曖昧な言葉のため、語彙力に乏しい自己愛性人格障害者に使われやすいのです。
このように、曖昧な言葉で人格否定するのが、自己愛性人格障害の特徴です。

「○○してあげたでしょ?」

自己愛性人格障害に多い口癖に、「○○してあげたでしょ?」があります。
相手に恩を着せたり、罪悪感を持たせたりするのは、自己愛性人格障害者の得意技です。
そういうコミュニケーションをとることで、相手をコントロールしようとするのです。
恩を着せるために、一方的に物をプレゼントしたり、助言をしたりすることもあります。
所謂「ありがた迷惑」は、自己愛性人格障害者に多く見られる行動なのです。
このように、恩着せや罪悪感を持たせるコミュニケーションが、自己愛性人格障害の特徴です。

「それぐらい大丈夫、大丈夫。」

自己愛性人格障害に多い口癖に、「それぐらい大丈夫、大丈夫。」があります。
自己愛性人格障害者は、本質的に無責任で図々しい性格をしています。
自己都合で、少しくらいならルールを破っても大丈夫、少しくらい迷惑をかけても大丈夫、という感覚をしています。
また、「これぐらい大丈夫」という感覚を周囲に押し付け、同じようにさせようとします。
こういうやり方・考え方はダメだと指摘されると、「生真面目」、「融通が利かない」などと、相手の人格否定をします。
また、世間体を気にするタイプは、他所の目がある場ではルールを守り、身内しかいない場ではルールを守らないという、巧妙な行動をとります。
このように、少しぐらいならダメなことをしても大丈夫と考えるのが、自己愛性人格障害の特徴です。

「でも」

自己愛性人格障害に多い口癖に、「でも」があります。
自己愛性人格障害者は、自己中心性の高さから、相手の意見に無関心です。
そのため、自己愛性人格障害者は、否定から入る話し方をする傾向があります。
相手の意見を全否定して、自分の意見だけが正しいかのような話し方をすることが多いです。
共感力も欠如しているため、全否定された相手の気持ちを想像することもできないのです。
このように、否定から入る話し方をするのが、自己愛性人格障害の特徴です。

「だって」

自己愛性人格障害に多い口癖に、「だって」があります。
自己愛性人格障害者は、自分は絶対に正しいという思考をしています。
自分に落ち度があった場合でも、言い訳をして、非を認めることはありません。
また、自分に甘く、人に厳しい人間性のため、人の落ち度や責任については、強気で追及します。
このように、言い訳が多く、人を責めるのが、自己愛性人格障害の特徴です。

まとめ

口癖から自己愛性人格障害を見抜くポイントについて解説しました。
あなたの周りに、このような口癖の人はいませんか?
上から目線や下げ発言が多い人は、自己愛性人格障害の可能性が高いです。
自意識の高さや陰湿さを感じる話し方をする傾向があります。
第一印象が良くても、口癖から感じる小さな違和感や嫌悪感を信じましょう。